カテゴリー４で扱うのは同意語ですが、同じ意味を表す言葉を複数知っているということは、言語表現を豊かにします。知的レベルが高い人ほど、同じ内容をより多くの言い方で表すことができるものです。知的レベルが低い人は全て「やばい！」で片づけてしまいます。また同意語の知識は、固い文章を簡単なものとして噛み砕いて捕える処理能力とも連結しています。人間は、固い言葉を固いまま理解することができません。そのために、一度簡単な言葉に落としてから理解をするというプロセスが必要となります。　例えば「嫌う」の意味ではabhorやdetestなど幾つかの単語がありますが、最も基本的なdislikeという単語に置き換えながら読むことができるのです。